日本ハムの背番号「41」といえば、稲葉篤紀の印象が強い。14年に現役引退するまでの9年間背負い、引退後は日本ハムのスポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)に就任。現在は侍ジャパン監督として、東京オリンピックの指揮を執っている。28日の1次リーグ、ドミニカ共和国戦ではサヨナラ勝ちで白星発進した。

05年にヤクルトからフリーエージェント(FA)権を行使し、日本ハムに移籍した当時は、背番号「58」だった。翌06年にヤクルト時代と同じ「41」に変更し、自身初のゴールデングラブ賞を受賞するなど飛躍の年となった。09年にはキャプテンを務め、13年には1軍打撃コーチを兼任するなどチームには欠かせない存在となった。

稲葉のあとは3年間空席だったが、18年から現在までB・ロドリゲスが着用。来日4年目の今季は、勝利の方程式の一角を担っている。「41」は、今も変わらない存在感の強さを放っている。