4番右翼で出場した阪神井上広大外野手(19)が9号3ラン&サヨナラ適時二塁打の大暴れでチームに勝利をもたらした。前日6日にはオリックスとのエキシビションマッチ(京セラドーム大阪)に出場し、決勝タイムリーを放った期待のスラッガーを平田勝男2軍監督(62)も「今は見事よ」と絶賛した。平田勝男2軍監督の一問一答は以下の通り

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-井上がサヨナラ打で試合を決めた。

広大は昨日もね、宮城からヒットを打って、7月も打点すごく8月に入ってからもずっとヒットを続けて。勝負強さも。この風やったら、右中間にアウトコース放り込まんかな? という。今日のホームランも風があったにしても、あの角度と風に乗る打球の質がないと、ホームランにならないんでね。今は見事よ。凡打の内容もいいもん。(7回の)ショートゴロにしてもね、紙一重や。

-また1つレベルが上がった。

まぁ、まだね。やっと、ちょっとファームの4番らしく、レベルが上がったんじゃない。でも、昨日のヒットといい、すごいアピールだよ。そういった意味では、力つきつつある。

-矢野監督もファームから推薦されるようにという言葉もあった。

その通りやもん。それは、矢野監督の期待の表れ。やっぱり宮城から、宮城には強いねん、また。宮城には強いでーって言っとったんや。

-及川は5回3失点

まぁ、コンコン打たれたね。堂林とか1軍クラスの選手なんで。カープのバッターはいいんでね。及川にとっては、いい5イニング。100球近くってことやったけど。こうやって、投げていくことが彼の調整まではいかないけど。まだ上でどうやって結果を出すかってことなんで。かえってここで打たれた方がピリッとしてええねん。これはプラスに。俺はどうかな?という。やっぱりね、投げにくいもんだと思うよ、ある程度ね。そういうことは言ってられない、力の差を見せなきゃいけないんだけど、本当はね。でもカープのバッターがいいっていうのと、ここで打たれたことでまた、あぁまだまだだなってことを及川にとっては、これからの1軍で投げるにしても、いいきっかけになったんじゃない? 

-江越が本塁打

いやー江越は、ホームランより3つのフォアボール。江越の3つのフォアボールを今日は。ホームランはああやってね、打ちよんねんたまに。それを言うとまた調子に乗ってボンボンボンボン、馬鹿みたいに振り回して。俺は今日は3つのフォアボールよ。江越の素晴らしさは。これを、1番バッターとして、自分がどういうものを求められているか。昨日も特打してて、全部アッパーに入ってね。大谷じゃないんだから。大谷のアッパースイングだと、全部空振りするでしょ。その辺は、勘違いしちゃダメなのよ。あれは、ベッケンバウアー、段違い平行棒。な! その辺を自分でちょっと修正せえよって言って、今日はホームランより3つのフォアボール。江越はこういうことを地道にやっていかなきゃダメ。

-高橋が2イニング

球数があんまりいかなかったけど、ハルトもまだまあ本来のキレじゃなく今日は2イニングということもあってホームランも1発出たけど順調にきてる。そこはもう見てのとおり、1発は打たれたけどいいボールいってどん詰まりの、内容的には悪くないし。ただ本人は納得していないと思う。そういう性格だから彼は。次の投球回は? 知らん。まだ先発まではいかせられないでしょう。

-小幡が途中交代

ちょっと心配やねん。(右)ふくらはぎのここがね。彼が歩くのもちょっと痛いって言うからかなり痛かったと思う。(病院にいって様子見る?)いや病院とかいかないんじゃない? やっぱり彼は痛みにも強いし。ショートとしてしっかりやってるんでね、大事に至らなければいいけど。

(自ら切り出し)

ハルト順調だよ。まだ先発しないと思うよ、まだトレーナー預かりなんでわからんのよ、次どれくらい空けるのかも。木下藤吉郎や。