先発の西武今井達也投手(23)が、今季チーム初の完投も報われなかった。オリックス宮城大弥投手(19)との投げ合いに、5回まで互いに無失点投球。援護がないまま6回に先制点を許したが、8回まで5安打2失点で122球を投げきった。最速156キロをマークし力強い投球を披露するも、今季4敗目を喫した今井は「前半戦を含めてベストな投球をすることができました。これを続けていくことができればと思います。今日は真っすぐだけでなくいろいろな球種で空振りを取ることができたのは良かったです」と振り返った。

縦に割れるカーブも織りまぜ、緩急をつけた。「ミーティングで森さんにカーブを増やしていきたいと話をしました。(抑える)引き出しができたと思います」。6回は先頭宗、吉田正と連続三振。「あの場面は、点を与えないように全力で抑えにいきました。二死(ランナー無し)からの失点はもったいなかったです。今日の反省点は、修正していきたいです。次回以降もこの状態をキープして、投げていくことができるようにやっていきたいと思います」と前を向いた。