西武が引き分けはさんで3連敗を喫し、自力Vが消滅した。オリックス宮城を前にチャンスはつくるも得点が奪えず、前夜から15回連続無得点の0行進。1点を追う8回、2番手ヒギンスを2死満塁まで追い込んだが、山川が中飛に打ち取られた。

これで首位と10ゲーム差に突き放され、借金は今季ワーストの8。50試合残しリーグ最速で自力優勝の可能性が消滅し、辻監督は「そんなの気にしたことない。こういうときもある。これを引きずってやらないようにこっちはやるだけ」と引き締め直した。

苦手の天敵にまたしても苦汁を飲まされた。対オリックスだけで借金7を抱え、宮城には今季対戦成績5戦全敗。対楽天にも同様に七つ負け越しており、2チームとはとことん相性が悪い。辻監督は「やっぱりオリックスさんにこうやって負け越している。奮起して打線が早く点を取ってくれるように頑張ります」と必勝を誓った。

▽西武平沼(9番三塁で移籍後初スタメン、3回に右中間二塁打で初安打)「ホッとしました。いい投手から1本打つことができたのは良かったです」