ロッテがシーズン102試合目で単独首位に浮上した。9月に、ならびに100試合消化以降で単独首位に立つのは、前後期制の73~82年を除くと、ともに1970年以来51年ぶりとなる。

オリックスと0・5ゲーム差の2位で迎えたこの試合、2回に荻野の適時打と藤原の犠飛で2点を先制し、主導権を握った。先発左腕のエンニー・ロメロ投手(30)が序盤から力強く攻め、最速155キロの直球を武器に7回9奪三振1失点の好投。国吉、益田の救援陣が締めた。

ロッテは今季、開幕5連敗という悪夢のスタート。20試合目で勝率5割に戻すと、その後は借金状態になったのは6試合のみ。7、8月に2度の5連勝もあり、この日で102試合を終え、48勝39敗15分け。貯金を今季最多の「9」とした。7日からは、2位オリックスとの首位攻防3連戦が予定されている。