阪神がヤクルトに逆転勝ちした。3-3の6回2死一塁から6番大山悠輔内野手(26)が左翼へ勝ち越しの16号2ランを放った。

6回を3者凡退で抑えた2年目小川一平投手(24)がプロ初白星を挙げた。矢野燿大監督(52)は値千金の1発を「見事な本塁打」とたたえた。

-逆転勝利

そうですね。最近、こういう逆転が多いですけど、できれば投手がリズムを作ってという試合がしたいですけど、こういうビハインドの中でもみんな粘って、誰か1人では勝てないんで。みんながよくやってくれたなと思います。

-攻撃面では序盤の重い流れをロハスが変えた

本当にね。期待通りというと最高の形ですけど。打ってくれたらいいなというところが本当に最高のホームランになって、あれでいけるとなりましたし、大きな本塁打でしたね。

-決勝点は大山

そうですね。1発で仕留めた見事な本塁打でしたし。向こうも(得点を)やりたくないというところで投手を代えたところだったので、僕らも勢いづきましたし、相手にダメージ与えるような本当に素晴らしい内容の本塁打でこれからも悠輔には打ってもらいたいですね。

-悩みも苦しみも抱えながら歩んでいる

僕たち現役やっている以上、いいことばっかりじゃないんで。苦しいことの方が多いし、うまくいかないことの方が多いし。でもそれを何とかしようという日々を悠輔自身も送っているからこそ、こういう日が来るんで。またこういう日があるんだって信じて、また自分でそういう日を作るんだという気持ちでやっていってくれているんで。こういう日を悠輔自身が作れた1本だったと思うんで。これからも自分を信じてやってくれたらと思います。

-伊藤将はゲームをつくったが

いや、つくったとは評価できないですね。投手に打たれる。得点を取ったというところで(失点する)。まあ将司だけじゃなくて、あそこはバッテリーでしっかりやってもらいたいなというね。今で良いというレベルの投手だと思っていないし。リュウ(梅野)もルーキーの投手なんで、引っ張っていって欲しいなと思います。

-小川がプロ初勝利となった

本当に今年、なかなかこっちに来る機会は遅くなりましたけど。今の一平なら、どの場面でもいっていいかなという。また打たれる日もあると思うんですけど、でもこっちも納得して送り出すような投球をしてくれているんでね。あそこは自信を持って、一平でいきましたし。やっぱりこれで1勝できたんで、これからどんどん自信を持っていってもらいたいです。

-初勝利のフォトセッションではどんな声をかけた

いろんな方が一平が勝つに関わってくれている方々いるんでね。そういう人たちに連絡しておけよと言いましたけどね。

-及川を含めて岩崎、スアレスは盤石

そうですね。課題も多いですけど、及川もそういうものを見せてくれているし。一生懸命腕を振るというのが精いっぱいかもしれないですけど、そういう中からいろんな経験をして大きな投手になってもらいたいんで。そういうふうに思っています。

-カード勝ち越しをかけて高橋が先発

ファームでも順調に来ているんで。久しぶりの1軍になりますけど。いつも向かっていく、内面おとなしそうに見えますけど、向かっていく投球なんで。そういう投球をしてくれると思います。