楽天石井一久GM兼監督(48)が若手選手へ苦言を呈した。

5回までに8得点を奪い、7点差をつけた。6回の守備から中堅オコエに代わって、辰己が途中出場。7回に茂木がこの日3安打目を放った後に代走村林が出場。8回から代走村林が二塁、遊撃に小深田、マウンドには4番手西口が登板。だが村林の失策、三塁渡辺佳の悪送球などが絡み、西口が2失点。9回も宋家豪が1失点で、結果的に3点差で逃げ切った。

指揮官は「茂木が引っ込んだ後に出てくる若い子が、ミスはしょうがないですけど、ただもうちょっと僕もいますよ、という存在感を出してほしいなと、特に思いました。実際問題、茂木とかが引っ込んだ後にグラウンドの雰囲気が緩んだので、そこは自分の中ではすごく残念でした」と語気を強めた。

残り19試合で首位ロッテに3・5ゲーム差と頂点も見えてきただけに言葉にも力がこもる。「ミスはありますけど、(若手は)そこで今生きていかないといけないプレーヤーだと思う。ちょっと酷ですけど、そういうところで勝ち残っていかないといけない。選手としてはそういうことが大事」と積極的なプレーを求める。

「1つプラス材料で言えばミスした後もしっかりと声を出して、向かっていく姿勢は見せてくれた。ミスを怒る、怒らないではなくて、ミスはしょうがない。これからの立ち位置としてしっかりとやっていかないといけない。ミスした後も立ち向かっていかないといけない。これからもそこは継続してほしい」と若手にハッパをかけた。