楽天先発の早川隆久投手(22)がプロ初の満塁弾を浴びるなど、5回途中95球6安打5失点で降板した。球団左腕初の2桁勝利となる10勝目はお預けとなった。

1点を先制してもらった直後の1回2死満塁。ソフトバンク中村晃に1ボールから外角を狙った146キロ直球が甘く入り、フルスイングで捉えられた。右翼席への逆転の満塁弾を見送り、腰に左手をつき、小さく首をかしげた。

2回にも先頭リチャードに二塁打から犠打で1死三塁とするも後続を抑える。3回は3者凡退に抑え、4回も2死二塁をしのいだ。

打線が追い上げ、1点差に詰め寄った5回。2死から柳田に中前打、デスパイネに四球で一、二塁とした場面で2番手安楽へと交代を告げられた。安楽は同場面で栗原に中前適時打を許し、追加点を許した。

早川は「初回のホームランですね。甘く入ってしまいました。申し訳ないです」と悔しそうにコメント。球団左腕初の10勝をかけ、パ・リーグ相手で唯一白星のない4戦2敗のソフトバンクに相対したが、“三度目の正直”とはならなかった。

▽楽天渡辺佳(今季1号ソロを含むプロ初の4安打)「結果を残せるように必死に頑張るだけです」

▽楽天浅村(1回に10試合ぶりの1発となる15号ソロ。約1カ月半ぶりの3安打猛打賞も)「遅すぎると思いますね。今日は仕事ができたかなと思います」