「平成の怪物」が最後のマウンドに上がった。西武松坂大輔投手(41)が19日、日本ハム戦(メットライフドーム)で引退試合の先発に臨んだ。以下、惜別コメント。

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▽巨人杉内2軍投手コーチ 僕たち同級生を引っ張ってくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。彼がいたからこそ、レベルアップできました。本当にお疲れさまでした。そして、ありがとう。

▽日本ハム荒木投手コーチ 他の選手の何倍も投げてきて、本当にやり切ったと思います。最後まで彼らしい姿を見ることができて、うれしかった。一緒にライオンズのユニホームを着ていた頃は、ホームが一塁側ベンチで同じ光景だったので、懐かしい感じがしました。

▽日本ハム栗山監督 ダイスケの顔を見て、やり切った感が表情にあった。それを見られただけでも幸せ。同じ野球人として、その場所にいられて本当に感謝している。取材者の時には本当にいろんな話をしてきたし、いろんなことを教わった。オレも(今季で監督を)辞めて(松坂と)ゆっくりいろんな話をするよ。

▽楽天石井GM兼監督 彼はここ10年、20年の中では1番輝いた選手。結果が出てない時も努力することは本当にエネルギーがいる。(現役生活の)終盤の経験は誰もができるものじゃない。その経験を将来、いろんな人に伝えてもらえたら。

▽楽天館山2軍投手コーチ 松坂世代のみならず、野球ファンを魅了してきた選手が、本当に引退してしまう実感がありません。野球が好きなまま終われてよかった、との言葉もしみました。松坂選手、一緒に戦ってきた身体とご家族、本当に長い間お疲れさまでした。

▽DeNA三浦監督 (04年アテネ)オリンピックの時に一緒のチームになって。野球に対して熱い気持ちを持って常に投げていた。同じ投手として、年下ですけど、学ぶところはいっぱいありましたね。

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