最終戦はエースが勝利で締めて、歓喜のVに備えるぞ。

25日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発するオリックス山本由伸投手(23)が必勝を誓った。

「この勝ちは、すごく大きいもの。しっかり全力を出し切りたいと思います」

この日ロッテが勝って6日ぶりに首位から陥落し、優勝マジックを3とされたため、オリックスの最短優勝は27日に持ち越された。25日が最終戦のオリックスは“待機V態勢”に入る。だが、残り試合はロッテが3試合多く、山本が18勝目をつかめば、プレッシャーをかけられる。中8日での先発マウンドに「優勝に大きく近づく1勝になる。とにかく試合に勝つことを一番に、しっかり投げたいと思います」と力を込めた。

今夏の東京五輪は2試合に先発し、金メダル獲得に大きく貢献した。「五輪も五輪で緊張しましたけど、こっちはこっちで1年やってきた。すごく楽しみです。ワクワクする気持ちと、1試合の重要さはかなり理解している。ドキドキする気持ちですね」。負ければロッテの優勝を加速させてしまう大一番だが、重圧をほど良い緊張感に変えて大役に臨む。勝てば球団新の自身15連勝で、チームは節目の70勝フィニッシュだ。

チームは26日以降、ロッテの試合がある日は、その試合開始時間に合わせて、京セラドーム大阪で練習を行うプランがある。「勝利に大きく貢献できるベストなピッチングがしたい」。人事を尽くして天命を待つ。【真柴健】

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