巨人が3年ぶりのシーズン負け越しに沈んだ。6点ビハインドから2点差まで迫るも、ヤクルトに惜敗。

3位でCS進出は決めているが、原監督は「ペナントレースに関しては終わってから反省と言うね。こういう成績になったのは原因はしっかりあると思いますね」と反省の弁を口にした。

故障者が続出し、投打がかみ合わず大失速した今季を象徴するような敗戦だった。主将の坂本は16日に右手首付近に死球を受けたこともあって欠場。先発戸郷は3回まで完全投球も4回に突然の乱調。投手原には申告敬遠後の2死満塁で走者一掃の適時二塁打を食らった。原監督は「同じような感じでね。セットポジションになってビッグイニングをつくられる。生きた練習をしているのかというところかな」と期待を込めて厳しい言葉を並べた。

停滞していた打線は上昇気配を見せ始めた。CS初戦まで約2週間。今月末のフェニックスリーグ(宮崎)で先発陣が調整登板の予定。投打で立て直し、下克上への地盤固めに入る。