NPB斉藤惇コミッショナー(82)が26日、巨人長嶋茂雄終身名誉監督(85)の文化勲章受章についてコメントした。

「このたびは、文化勲章受章おめでとうございます。長嶋茂雄選手という国民的ヒーローは、華のあるプレーで大人も子供も魅了し、プロ野球に夢中にさせました。当時の野球少年は皆、背番号「3」を付けていたものです。その後、監督としても卓越した指導力と情熱で名選手を育てられ、長きにわたり子供たちに野球を行うきっかけを与えられています。今もなお、野球界のみならずスポーツ界の発展と向上にご尽力され、東京オリンピックの聖火ランナーを務められた姿には、私だけでなく多くの方が感動されたのではないでしょうか。長嶋名誉監督の文化勲章受章は、スポーツ界で2人目の偉業であり、プロ野球界としては初めてとなります。野球を社会の文化的公共財として発展させることに努める私どもとしても大きな喜びです」