初戦の先発マウンドを託された阪神高橋遥人投手(25)が、6回6安打3失点で降板となった。

初回先頭の松原を三ゴロに仕留めると、広岡、坂本を連続三振。2、3回と3イニング連続3者凡退と、完璧な立ち上がりを見せた。

しかし5回、先頭丸の当たりが二塁への内野安打となり、1死二塁から連打を浴びて先制を許した。今季のリーグ戦では巨人と2度対戦し16イニング無失点。21イニング目にして、今季の巨人戦で初めての失点を喫した。

6回には2死まですんなり奪った後、坂本に左前打を浴び丸に四球を与え、2死一、二塁からウィーラーに中堅フェンス直撃の適時二塁打を許し2失点。直後6回の打席で代打糸井を送られ降板となった。

今季は上肢のコンディション不良から9月上旬に復帰すると、7試合で4勝2敗、防御率1・65。シーズン終盤にリーグ優勝を争ったチームの救世主的存在となった。10月21日中日戦で左肘の違和感により途中降板していたが、前日5日にはコンディションについて「問題ないです。思い切って投げたいと思います」と話していた。

相手先発はエース菅野。味方の援護がない中で粘りの投球を続けたが、悔しいマウンドになった。

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