広島は8日、ドラフト7位指名の県岐阜商・高木翔斗捕手(18)と岐阜市内のホテルで契約金2000万円、年俸450万円で仮契約を結んだ。

身長188センチ、体重92キロの大型捕手の目標は日米で活躍した城島健司。同校の鍛治舎監督から「打てる捕手なら城島だぞ」と助言され、攻守で参考にしてきた。城島は座ったまま二盗を刺す強肩が代名詞。高木も「ビックリするような送球をしたい」と意気込んだ。

対戦したい投手は真っ先に巨人菅野の名を挙げた。高木が中学時代に所属した岐阜フェニックスの森克実監督が、東海大の後輩にあたる菅野の学生時代にトレーナーを務めた縁から、中学2年時に宮崎キャンプに訪れた際に会話を交わしたことがあるという。「東海大相模に進学しようとしていたのもあって『相模に力を貸してくれ』と言われたのは今でも覚えています」。プロでの再会を心待ちにし「スライダーを打ちたい」と目を輝かせた。(金額は推定)

◆高木翔斗◆ たかぎ・しょうと。2003年(平15)8月12日、岐阜県垂井町生まれ。府中小1年から伊吹クラブで野球を始め、6年時にドラゴンズジュニアに選出。北中では軟式の岐阜フェニックスに所属。県岐阜商では1年春からベンチ入りし、2年時から4番に座って高校通算20発。188センチ、92キロ。右投げ右打ち