10月度の「大樹生命月間MVP賞」が9日、発表され、パ・リーグ投手部門はオリックス山本由伸投手(23)が4カ月連続で受賞した。山本は4試合に登板し、3勝0敗で防御率は0・84。本拠地の京セラドーム大阪で会見した山本は「1勝1勝全員で勝ち取った1勝なので喜びを感じています。シーズン終盤に優勝争いできるのが僕自身初めてだったので、1試合1試合の重みはすごく感じて野球できたので、良い経験になりました」と振り返った。

4カ月連続は、13年楽天田中将の5カ月連続以来。シーズン最終戦の15日楽天戦(楽天生命パーク)で田中将と先発で投げ合い、山本は完封勝利で締めた。「(あの試合は)勝った喜びがすごく大きかったので、ボールがどうこうよりもとにかくあの試合で勝てたことがうれしかったですね」と声を弾ませた。10日に開幕するクライマックスシリーズファイナルステージ(京セラドーム大阪)では開幕投手を務める見込みだ。