ヤクルトが巨人と引き分け、6年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。

試合後、高津臣吾監督(52)はナインの手で5度、神宮の夜を舞った。インタビューで指揮官は「リーグ優勝の時は(横浜)スタジアムで、ぜひ神宮で胴上げしてもらいたいなと思っていたので、念願がかないました」と、喜びをかみしめた。

試合は1点を追う7回2死満塁から、青木宣親外野手(39)が巨人3番手中川の初球の直球を左前へ運び2人が生還。ベテランの一打でひっくり返した。

8回に5番手清水が同点とされるも、勝ち越しは許さず。2回に先発の原樹理投手(28)が打球直撃で降板するアクシデントに見舞われたが、緊急登板した2番手金久保から石山-スアレス-清水-マクガフとつないで引き分けに持ち込んだ。

高津監督は「最後はノリ(青木)がおいしいところを持っていきましたが、川端の四球だったり、いろいろつないでつないでという野球が本当にできた今日のゲームだったと思う」。日本シリーズに向け「必ず日本一になります」とファンへ力強く誓った。

第1戦は先発奥川が完封して4-0。第2戦は先発高橋が6回無失点の好投で、5-0。この日の第3戦は2-2と、黒星なしでファイナルステージを突破した。

20年ぶりの日本一を懸けた日本シリーズは20日にパ本拠地で開幕。第3戦からヤクルトのホームゲームとして行われる。今年は明治神宮大会と日程が重なるため、神宮が使用できず。東京ドームで開催される。

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