ヤクルトは16日、今季から加入したサイスニード投手(29)と新たに1年契約を結び、来季の残留を発表した。

サイスニードは現在、下半身のコンディション不良から1軍を離脱中。家庭の事情のため17日に米国へ帰国することになり、都内のクラブハウスを訪れてあいさつした。

1年目の今季は13試合に先発し6勝2敗、防御率は3・41。1100万円増の推定年俸9500万円プラス出来高で契約更改した。奥村政之編成部国際担当部長は「来年に向けて、契約を交わしました。キャンプの頭から来られるようにしてもらう。(米国で)自主トレを重ねる。来年、パワーアップして長いイニングを投げられることを課題にして、しっかり練習してきてほしい」と話した。

日本シリーズ開幕前の離脱となり、サイスニードは「いろんな人とあいさつをして、日本シリーズ頑張って、と伝えた。全力で戦ってほしいし、いい戦いを期待している」と話した。

来日1年目を振り返り「とてもいいシーズンだった。チームメートに恵まれた。すばらしい人々と野球ができた。初ヒットも、初勝利も思い出。奥さんが来てからは、日本を楽しめた」と笑顔だった。

10月13日の中日戦(バンテリン)で先発し5回1失点と好投したが、6回に下半身の張りを訴えて緊急降板。以降は1軍の練習から離脱していた。