ソフトバンクの来季主将を務める柳田悠岐外野手(33)が16日、2軍施設のタマスタ筑後で意気込みを語った。室内で治療を行った後に取材に対応。主将への就任が決まってからは初の肉声で「優勝するチーム。みんながいい力を出せるように。自分たちの力を出せばいい戦いはできると思う。個人個人が責任を持ってやれば大丈夫と思う」と、目指すチーム像を語った。

チームでは18年の内川聖一(現ヤクルト)以来、4年ぶりにキャプテン制度が復活する。「自分を変える必要はないと思う。変えることなく、周りももっと見られるようにっていうのは意識してやらないといけない」と、早くも自覚をにじませた。

新監督となった藤本博史監督(58)は、2軍打撃コーチ時代だった11年に熱血指導を受けた。ルーキーだった自身に対しフルスイングのよさを消さず、とことん練習に付き合うスタイルでチーム、球界の顔に育ててくれた恩がある。「プロに入って右も左も分からない時にずっと教えてもらっていた。そういう方と一緒に優勝を目指してできる。それだけでもうれしいんですけど、やるなら日本一になって監督を胴上げしたいなと思ってます」。主砲、そして主将のバットでV奪回を目指す。【只松憲】