ロッテ安田尚憲内野手が打撃フォーム固めを今オフのテーマに掲げた。ZOZOマリンでの秋季練習第1クールが終了。「全て課題と思って取り組んでますけど、その中でも打撃。今から尻に火をつけてやっていかないと」。大卒の同世代が加入してくる来季を前に、危機感を増している。

開幕4番から始まった今季、終盤は出番が減った。20発が目標だった本塁打は8本止まり。練習を見てくれた福浦2軍ヘッド兼打撃コーチには「浦和の時の方が飛距離出てたよ。下半身、もっと使えてた」と、2軍で本塁打王になった19年の方が力強いスイングができていたと指摘された。

実際にあと5メートル伸びれば柵越え、という打球が多かった。中堅から逆方向に強い打球を飛ばすことと、好不調の波を減らすことがカギになる。「フォームがころころ変わるのも自分のよくないところと分かっている。12月、1月でフォームの軸づくりをもう1回やっていきたい」。球春より早く、1年間戦える土台を固める。【鎌田良美】

【関連記事】ロッテニュース一覧