飛躍した先輩に続く! 楽天ドラフト6位の早大・西垣雅矢投手(22)が都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸700万円(金額は推定)で契約に合意した。「契約という形で、やっと自分がプロ野球選手になるんだなという実感が少し湧いてきました」と、あらためて気持ちを引き締めた。

184センチ右腕は、長身からの落差のあるフォークが持ち味。4年秋は7試合に登板し3勝1敗。44回を投げ50奪三振、防御率1・02の好成績を残してベストナインを受賞した。早大の1学年上の先輩には、ルーキーで9勝を挙げた楽天早川がおり、「大学時代の取り組みから、こういう方が(プロでも)活躍するんだろうなと思っていた。新人選手でもああいう取り組みを続けていれば結果は出ると、早川さんを見て学びました」と強い影響を受けている。

イメージもできている。10月のドラフト指名後は「来年、自分がどうやったらこの場所で活躍できるかと考えながら、クライマックスだけでなく、シーズンの戦いも見ていました」と、楽天の試合をテレビ観戦しモチベーションを高めてきた。即戦力として1年目から活躍を期待されており「シーズンが始まるまでの準備をすごく大事にしていきたい」と力を込めた。

チームには田中将、涌井、岸、則本らが在籍し「聞きたいことは自分なりに山ほどある」。実績ある経験豊富な先輩投手陣から日々勉強し、1年目からアピールを重ねていく。