阪神の遠藤成内野手(20)が21日、西宮市内の球団施設で契約更改交渉を行い、現状維持の500万円でサインした。

高卒2年目の今季は2軍で86試合に出場。打率2割3分5厘、0本塁打、21打点。二塁を中心に内野4ポジションすべてを守るユーティリティーとしても成長を見せた。遠藤は「来季は日本一のメンバーに入れるように」と、来季は1軍デビューし、優勝メンバー入りを目標に掲げた。

1軍入りのために長打力アップを課題とした。「長打があまりなかったので、長打力も上げて、打率も残せるように。ライナーで左中間、右中間を抜く打球を打ちたい。打ち上げるのではなく、強いライナーを意識して練習しています。自分の持ち味は長打力だと思っている」。2軍で1年目の長打率は2割1分4厘、2年目の今季は三塁打を3本記録するなど2割8分3厘だった。

練習の虫で、強い体を持つ。秋季練習は1、2軍の野手合同で行われている。1軍選手の打撃、守備などを学び、飛躍の3年目につなげる。(金額は推定)