中日平田良介外野手(33)が23日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み1億5000万円ダウンの年俸3000万円で更改した。今季で5年契約が満了し、来季は1年契約となる。

16年目の今季はわずか21試合出場で打率1割5分5厘で、4月28日に出場選手登録を外れた。7月4日に体調を崩して異型狭心症と診断され、その後は体調を考慮しながら練習を続けている。

平田は18年に自己最多の138試合に出場し、打率3割2分9厘で初めてゴールデングラブ賞に輝いたが、19年は95試合、20年は55試合と出場機会を減らしていた。

近年の中日では岩瀬仁紀が15年3億円から16年5000万円と2億5000万円の減俸があった。

また中村紀洋コーチは07年に中日に育成選手で入団する際、オリックスでの2億円から400万円と98%ダウンで契約。18年に中日にテスト入団した松坂大輔はソフトバンク時代の4億円から1500万円と約96%ダウンで契約している。(金額は推定)

◆異型狭心症 心臓の血管が極度に縮むことから生じる病気。胸が圧迫されたり、締め付けられるなどの症状があり、夜間から朝方に多く、安静時に起きやすいなどの特徴がある。心身の疲労やストレス、喫煙、過度の飲酒などが原因とされる。