侍ジャパンの新監督に、今季まで日本ハムの監督を務めた栗山英樹氏(60)が2日、就任し、都内で記者会見が行われた。

「監督をファイターズでやる前、WBCの第1回、第2回大会、すべての試合を(取材者として)現場で見させていただきました。五輪もプロアマ混合チームだったシドニー、そしてアテネ北京を全試合見させていただきました。日の丸をつける意味、ジャパンチームの意味、責任は心から感じています。23年のWBC、優勝できるよう、全力を尽くして頑張っていきます」と決意を口にした。

東京五輪で金メダルを獲得した稲葉篤紀監督(49)が9月で退任し、後任の人選を進めていた。

初陣は22年3月5、6日に行われる「ENEOS侍ジャパンシリーズ2022」の台湾戦(東京ドーム)となることも、あわせて発表された。任期は23年3月の開催が見込まれる第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)まで。愛弟子のエンゼルス大谷の招集も期待され、3大会ぶりの世界一を目指す。

◆放送 侍ジャパン東京五輪金メダルへの軌跡を追った密着ドキュメンタリー「侍たちの栄光~野球日本代表 金メダルへの8カ月~」が、NHKのBS1スペシャルで放送される。12月4日午後7時より。