DeNA京山将弥投手(23)が7日、横浜市内で契約更改交渉に臨み、年俸1320万円から770万円アップの2090万円でサインした。初の2000万円超えだが、感想は「特にないです」。今季を「開幕から任せてもらって、前半戦は何もできなくて。後半戦は少しできたけど、状態がいいことが続かなかったので、苦しいシーズンでした」と振り返った。

今季は16試合に登板し。2勝7敗、防御率4・97だった。開幕前は対外試合で15イニング連続無失点と絶好調で、開幕ローテーション入り。開幕2戦目に先発したが4回5安打7四球4失点でKOされた。その後も調子は上がらず、2軍で再調整となった。

後半戦に1軍復帰すると、見違える快投を続けた。8月20日巨人戦(東京ドーム)で5回1失点で今季初勝利を挙げると、同27日ヤクルト戦(東京ドーム)では今季最高の投球。7回2安打無四球無失点で奥川恭伸との投げ合いを制し、2勝目を挙げた。「後半戦ですかね収穫があったのは。しっかり自分の持っている球を投げれば、打ち取れる」と自信をつけた。

オフは地元の滋賀で中川虎大投手と自主トレを行う予定だ。「しっかり1年間、波がないような、体作りと技術向上」を目指す。来季は「キャリアハイ。勝ち星もイニングも」と見据えた。【斎藤直樹】

(金額は推定)