南海、ヤクルト、阪神、楽天で指揮を執り、昨年2月11日に84歳で死去した故野村克也さんをしのぶ会が11日、神宮球場で行われた。

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野村氏の三男の克則氏(48)が遺族を代表し、御礼の言葉を述べた。「父の教えを基盤、財産とし、次の世代へ語り継いでいくのが自分の役目です。優勝するためには、いい捕手が必要です」と、今オフに2軍バッテリーコーチに就任した阪神で名捕手を育てることを誓った。最後には「お父さん、みんなが見守ってくれています。天国でおふくろ(沙知代夫人)と仲良く野球を見ながら、たくさんぼやいてください」と遺影に語りかけた。

◆主な参列者 高津臣吾、小川淳司、池山隆寛、杉村繁、尾花高夫、嶋基宏、衣笠剛、矢野燿大、原辰徳、与田剛、三浦大輔、井口資仁、吉井理人、森脇浩司、石井一久、田中将大、新庄剛志、稲葉篤紀、栗山英樹、辻発彦、渡辺久信、若松勉、松井優典、荒木大輔、古田敦也、飯田哲也、岡林洋一、土橋勝征、宮本慎也、真中満、川崎憲次郎、高田繁、山本浩二、田淵幸一、江本孟紀、江夏豊、山下大輔、森繁和、中畑清、小早川毅彦、槙原寛己、遠山昭治、葛西稔、桧山進次郎、谷繁元信、斉藤惇、木佐彩子(順不同、敬称略)

 

野村克也さんをしのぶ会は、野村さんが在籍したヤクルト、阪神、ソフトバンク、西武、楽天、ロッテが共同発起人となり、約600人が参列した。当初は昨年3月に本葬儀が予定されたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施できていなかった。午後は一般参列者の献花を受け付け、約2800人が訪れた。楽天生命パーク宮城や、ペイペイドームでも献花台が設置された。