ヤクルトは12日、球団マスコットのつば九郎がFA宣言したと発表した。

つば九郎は09年オフに2896円(つばくろう)で初めて契約更改を行い、翌10年オフには8960円(やくると)プラス出来高払いに大幅昇給した。

11年オフにはマスコット史上初の“1万円プレーヤー”となり、12年オフには1度目のFA権行使を宣言。だが当時主力の宮本慎也から「自分で権利を行使したんですから勝手にどうぞ」と冷たくあしらわれ、宣言残留。今季の年俸は「2万8000円プラスヤクルト1000飲み放題」だった。

他球団では、中日のドアラが13年オフから契約更改を実施。毎年、食パンの“現物支給”で合意しており、今季年俸は「612グラム」。これは昨年からの現状維持だった。

過去には代理人交渉を行った楽天「Mrカラスコ」、新巻サケで合意した日本ハム「B☆B」などの例もある。ロッテ「謎の魚」ものどあめ1年分などで契約更改していたが、今月「体力の限界」を理由に引退を表明した。(金額、重量は推定)