広島九里亜蓮投手(30)が15日、マツダスタジアム内で契約交渉を行い、5300万増の1億4000万円プラス出来高の3年契約で更改した。先月22日には今年取得したFA権を行使せず広島に残留することを発表していた。総額6億5000万円になるとみられる。

九里は今季、5月に新型コロナウイルス感染による離脱がありながら、25試合に先発して13勝9敗、防御率3・81の成績を残した。自身初のタイトルとなる最多勝を受賞。それでも「コロナに感染してしまって離脱した時期もあって、僕自身悔しかったですし、もっとチームの勝利、チームのために貢献したかったという気持ちを強く持っている。しっかりと1年通して、シーズンを通して、ローテーションとして投げ切っていけるようにしたいなという気持ちが強くなったシーズンだと思います」と表情を引き締めた。

来季も大瀬良や森下とともに先発の柱と期待される。(金額は推定)