活気ある声であふれていた。東都大学野球の日大が18日、習志野市内の同校グラウンドで、年内最後の実戦練習を行った。4チーム総当たりの紅白戦を行い、部員全員が出場。高校時代にU18日本代表として、中日根尾らとともに活躍した峯圭汰新主将(3年=創成館)は「良い雰囲気作りが出来ています」と手応えを口にした。

理想の明るいチーム作りが出来ている。紅白戦では安打性の打球が出るごとに大盛り上がり。峯は「厳しさの中に明るさを持てるように。キツく、ギスギスした雰囲気が自分は好きではないので」と、真っすぐな目で話した。田嶋俊輔投手(3年=佐野日大)は新チームを「雰囲気が良いです。紅白戦でも皆、勝ちに対するこだわりがすごかったです」と笑顔。峯の理想がチームに良い流れを与えている。

4年ぶりの1部復帰を果たした今秋、チームは最下位(中大と同率)の悔しさを味わった。そこで来年度のスローガンに「執念」を設定。部員全員で話し合って決定した。峯は「球際の打球を追いついたり、勝ちへの思いを強く持つためには『執念』を持つことが大切なので」と、力を込めた。明るさと執念を武器に、16年秋以来の東都制覇を目指す。