「若大将」が憧れのグラブを使用する。巨人岡本和真内野手(25)が21日、都内のローリングスジャパンを訪れ、ローリングスアドバイザリースタッフとして、NPBの日本人選手初の「ゴールドラベル」のグラブを贈呈された。メジャーで同ラベルを使用できるのは、ゴールドグラブを受賞した選手のみで、ゴールデングラブ賞を初受賞した岡本和、オリックス宗も来季から使用する。「憧れだったので、最高にうれしいです」と感激した。

この日、手にしたのは、守備の名手でも知られるパドレスのマニー・マチャド内野手のグラブを1サイズ小さくしたモデルをベースにした新グラブだった。三塁を守る特性上、大きめで強くて、軽いというのが岡本和の理想。要望に応えるように速く、強い打球にも負けない安心感があり、ポケットの深さや位置もより理想に近づけたグラブが完成した。

岡本和は今季、全試合4番で出場し、リーグトップの守備率9割8分8厘を記録。失策はわずか4で、鉄壁を誇った。ゴールデングラブ賞の投票では、2位のDeNA宮崎に151票の差をつけ、188票を獲得した。2年連続で本塁打、打点のリーグ2冠を達成した打撃もさることながら、守備力もリーグ屈指。夢だった「ゴールドラベル」の新グラブを手に、堅守でももり立てる。【久保賢吾】