日本ハム渡辺諒内野手(26)が「ベジタリアンダイエット」で、BIGBOSSのような肉体美を目指す。現在の体重は明かさなかったが、今オフは2、3キロの減量が目標。おうち時間が増えたため、自炊で積極的に野菜を摂取している。「(好んでは)あんまり食べないんですけど、野菜中心に」と苦手克服も兼ねて励んでいる。

例年、鹿児島・徳之島で自主トレをともにする近藤から苦言を呈されたのがきっかけ。右翼での出場が増えた近藤が、一、二塁間を抜ける打球の原因の1つが、二塁手の渡辺の動きの鈍さにあると指摘。「ユニホームに(脂肪が)乗っちゃっていた。腹で、腰が落ちていない」。先輩のきつい一言に、渡辺は減量を決意した。

“野菜生活”で苦労しているのが、パプリカと並んで苦手だというブロッコリー。特に茎は栄養価が高いと理解しているが、「茎の部分が一番食べたくない」と苦笑い。つぼみ部分よりビタミンCが豊富で、疲労回復などに効果があるといわれているだけに、柔らかくゆでて、食べやすくすることに必死だ。

目指すのは、新庄BIGBOSSのような無駄のない体。「あれだけの体になればキレも出る。あのくらいになればベスト」と理想を掲げ、9年目の来季へ勝負ボディーを手に入れる。【田中彩友美】