巨人桑田真澄投手チーフコーチ(53)が語るトミー・ジョン手術とは-。今ではダルビッシュ、大谷ら多くの選手が同手術から復活を遂げたが、かつては安全性を理解されず、疑問視された時代もあった。逆風を押し切って手術を決意した桑田コーチが95年当時を回想し、同手術がもたらす産物と昨年同手術を受けた山崎伊織投手(23)、堀田賢慎投手(20)の期待の若手2人の復帰プランを明かした。

肩と肘を消耗品と捉える桑田コーチは、オフの期間に入る投手陣に2つの宿題を出した。「1つ目は、オフの間に約2週間はノースローの時期をつくること。2つ目はオフだからこそ、友達と会って楽しい時間を過ごしたり、いろいろなことを経験してリフレッシュすることが大事。しかし、1日おきに3時間程度は練習すること」。投手陣再建へ“桑田イズム”を導入する。