ヤクルト中村悠平捕手(31)が6日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、8000万円増の年俸1億7000万円プラス出来高払いの3年契約でサインした。

昨季までの9000万円から大幅増。出来高を含めると3年総額で6億円にもなる契約に「たくさん上げてもらって良かった。金額に見合う活躍をしたいです」と笑顔で話した。

昨季は123試合に出場し、打率2割7分9厘、2本塁打、36打点。ベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した。日本シリーズは打率チームトップの3割1分8厘。守備では史上初の全試合2点差以内の接戦を好リードで支え、MVPにも輝いた。「MVPのインタビューの時に、このチームで日本一を何度も取れたらいいなと。あの時にFA権は使わないでおこうと決断できました」と力を込めて話した。

また、背番号が「2」から「27」に変更されることが発表された。球団OBの古田敦也氏(56)以来の着用に「『27』の重みを感じています。後々、ヤクルトの『27』は中村と言ってもらえるように、自分の色を出していきたいです」と話した。

(金額は推定)