ソフトバンク小林珠維内野手(20)が16日、福岡・筑後市のファーム施設で自主トレを行い「新成人の誓い」を立てた。9日に故郷の北海道・帯広市で成人式に出席してきた若鷹は、同学年で、すでに一線で活躍するヤクルト奥川やロッテ佐々木朗、オリックス宮城らに続き「新・黄金世代」の仲間入りを目指す。

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今季がプロ3年目となる小林は「勝負の年だと思う。外国人の方とかも入ってくるけど、負けないように。どんどんやっていこうかなと思います」と意気込む。高卒2年目だった昨季は奥川ら同世代の活躍から大きな刺激を受け「同い年として負けられない。早く追いつけるように、2軍で結果を出して1軍に上がりたい」と燃えている。

中でも、同じ内野手であるオリックス紅林の飛躍が印象に残っている。「(高校)代表の合宿で一緒でした。いきなりプロでバッーっと活躍してびっくりしました。1年目はウエスタン・リーグで見ましたが、次の年にあれだけ1軍で出るとは正直思っていなかった」。昨年136試合に出場し、オリックス優勝に貢献した新星に自身を重ね合わせ「上に行ったときに、結果を残したもん勝ち。コツコツと結果を残していけばチャンスはある」と、少ないチャンスをものにする重要性を再確認した。

藤本新監督は昨季の2軍監督。くしくも、オリックス中嶋監督が紅林とともに2軍から“昇格”した境遇と重なる。小林は「3軍の時からずっと見ていただいている。監督を追いかけて、1軍に行けるように頑張りたい」。同世代のスターたち、そして指揮官の背中を追いかけブレークの1年にする。【山本大地】