オリックスのドラフト1位椋木蓮投手(21=東北福祉大)が18日、大阪・舞洲の球団施設での新人合同自主トレで初めてブルペン入りした。ドラフト3位の福永を立たせて22球を投じ「この時期に投げることはなかったので、素直に楽しかった。7、8割ぐらいで、まだ強めに投げられたかな」と満足げに振り返った。

【関連記事】オリックスニュース一覧はこちら―>

周囲を驚かせたのは「フォーク行きます!」の一言だった。捕手を立たせた状態で変化球を投じるのは異例。注目を集め、投じたフォーク初球は…。右打者の頭上をはるかに越える大すっぽ抜けとなり、椋木は「1球、暴投を投げてしまった…」と照れ笑いした。

開幕1軍入りを狙う最速154キロ右腕は「次のクールの始め(21日)から、投げて休んでの1日おきになると思う」と救援型の調整プランを明かした。2月1日に迫る宮崎キャンプに向けて「あと5回くらい入って、最後は(捕手に)座ってもらう」と話し、即戦力らしくブルペンでの投球計画をきっちり示した。

ルーキー右腕は「キャンプの試合で投げるのがはっきり分かったら、試合に向けて作っていきたい」と、まずはプロ初実戦を見据えた。【真柴健】

▽オリックス小林2軍監督(椋木について)「良いスピンの利いているボールを投げているのが第一印象。1軍定着できるように期待しています」

▽オリックス・ドラフト3位福永(椋木の球を受け)「手元で強さがある。入寮した日のキャッチボールとは違った。バーンとくる良い球でした」