先発に転向する阪神及川雅貴投手(20)が、キャンプ序盤から結果で首脳陣の信頼を勝ち取る。この日は鳴尾浜でブルペン入りし、捕手を立たせたまま投球練習を行った。「すごく順調。明日(26日)は座らせる。初日のブルペンに合わせています」と、2月1日のキャンプインをにらんだ。3日には紅白戦が実施される可能性があり、アピールに成功すれば、今季初の対外試合となる8日の日本ハム戦の先発マウンドが視野に入る。

相手はBIGBOSS新庄監督。「誰も頭に浮かばないようなことを発言するだけでもすごいのに、それを実現される方。すごく楽しみ。どういう野球をしてくるのかなと」と左腕は話す。全国のファンが注目する一戦で好投し、その名を知らしめるつもりだ。高卒2年目の昨季は中継ぎで39試合に投げ2勝を挙げた。このオフは股関節の動きなど細かい動きに取り組み、長距離走を増やすなど先発の準備を進めてきた。BIGBOSS斬りで、開幕ローテーション入りへのスタートダッシュを決める。