阪神佐藤輝明内野手(22)が、豪快な1発で2年目の「進化」を示した。24日、沖縄・宜野座キャンプの紅白戦で、紅組の4番右翼で先発。7回の第3打席で、追い込まれてから弾丸ライナーで右翼席へ放り込んだ。今季の実戦2号を含む2安打をマーク。確実性を上げている大砲に、他球団のスコアラーも戦々恐々だ。

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佐藤輝と4番を争う大山悠輔内野手(27)は1打数無安打も2四球を選んだ。白組の4番三塁で出場。先頭2回の1打席目に村上から四球を選ぶと、3回にも9球粘って四球をもぎ取った。5日の紅白戦から三塁、一塁、左翼の3ポジションで全7試合に先発し、計17打数7安打で打率4割1分2厘、1本塁打3打点。佐藤輝とともに存在感を示している。

阪神井上ヘッドコーチは引き続き4番争いを2人に課すことを明言した。対外試合ではほぼ交互に4番起用。「2人がこちらからのメッセージを感じてほしい。それは続けます。『お前らが頑張らないと勝てるわけねえだろ!』と。(4番を)意識してほしい。期待しているというメッセージを受け止めてほしいね」と強調した。