まだまだ!! 開幕投手候補のヤクルト奥川恭伸投手(20)が、強い向上心を示した。

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開幕カードの阪神を相手に先発。最速147キロの直球を軸に3回を2安打1失点とまずまずの結果にも「まだまだと思う部分がすごく多い。思った通りにボールを操ったり出来なかったり、フォームの部分でもすごくブレがある」と厳しい自己評価を下した。

前回20日の練習試合ロッテ戦では、変化球の制球に苦しみ2回途中3安打6失点で降板。この日は変化球を意識して多めに投じたが、その出来については「まだまだですね」と即答。3回は、先頭への死球から次打者の初球に二盗を許し、続く直球を適時打とされた。「失点の仕方が悪かったので反省しないといけない。練習で出来ていたことが、試合に入ると出来なくなっている」と厳しい言葉を続けた。

それでも高津監督は「真っすぐの走りもいいですし、今回は特に変化球の精度もよかった」と内容を評価。「去年と比べてもあれですけど、すごく成長しているのかな」と確かな成長を認める。若き右腕は「自信を持って投げられるように。いろんな修正、ボールの精度を上げて、開幕を迎えたい」とキッパリ。最後まで意識高く開幕を目指していく。【鈴木正章】