日本ハム加藤貴之投手(29)が、昨季の日本一メンバーを連ねたヤクルト打線を相手に、4回6安打無失点に抑えた。「ストライク先行で投げられたので、シングルヒットにとどめられたのが結果的に無失点につながったと思います」と淡々と振り返った。

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バックも好守で盛り上げた。4回に先頭の村上、サンタナに連打を浴びて無死一、二塁のピンチを背負ったが、中村のバントを一塁起用の渡辺が好ダッシュで二塁走者を三塁で封殺。続くオスナの左中間寄りの中飛で二塁走者がタッチアップするも、この回から中堅の守備についていた本職は内野の細川が、石井との中継プレーで刺しピンチを脱した。加藤は「守りに助けられました。ああいうプレーをしてもらえると助かるし、次の回も投げてたらリズム良く入れたと思う」と野手陣に感謝した。

昨季は6年目で自身初の規定投球回に到達。今季も開幕からフル回転を目指す。「打たれましたけど、ストレートは走ってたのでそこはよかった。変化球の精度がまだまだなので、開幕までにしっかり修正していきたい」と次戦以降を見据えた。