開幕4番が決定的な阪神佐藤輝明内野手(22)が、中日の開幕投手・大野雄大投手(33)から先制点を奪った。1回1死一、三塁で143キロの速球を左翼へ運び犠飛。「そういう当たりを打てたのは仕事としてしっかりできたのかな」。中飛、左飛、四球だったその後の打席内容にも「いい当たりは出たし、角度もついていた。いい感じで来ている」と納得顔を浮かべた。

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東日本大震災発生から11年を迎え、試合前には黙とうをささげた。祖父母が宮城県に住み、何度も足を運んでおり思い入れのある地だ。「プロ野球選手として、苦しい思いをされている方々に少しでも元気だったり、楽しみを届けることができれば良いなと思います」。豪快なスイングで勇気と希望を与える思いを新たにする1日だった。