1軍より一足早く、19日にイースタン・リーグが開幕! 各球団の注目若手選手をピックアップしました。

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【楽天編】

ドラフト1位の吉野創士外野手(18=昌平)が、着実にステップを踏む。将来の主軸を担えるダイヤの原石。力感のないスイングから鋭い打球を飛ばす姿は、巨人坂本をほうふつさせる。1月の新人合同自主トレは、腰の違和感で一部別メニュー調整。キャンプ以降はトレーナーから独自のトレーニングメニューを組んでもらい、体幹などのトレーニングを2時間30分、ウエートトレーニングを1時間30分、合計4時間のメニューを毎日こなす。体作りに重点に置く今季。実戦でどんな姿を見せてくれるか。開幕直後とシーズン終盤の変化にも期待だ。

投手では、育成左腕の王彦程投手(21)の開花が待たれる。U18台湾代表で今季4年目。ファームでは、20年は10試合・計38回で防御率5・21、昨季は21試合で計50回2/3を投げ、防御率3・38と徐々にレベルアップしている。今季のキャンプでは1軍を経験。石井GM兼監督は「外国人選手枠ですごく難しいポジションでのチャレンジになるが、着実にステップアップしている」と理由を明かした。今ではブルペンで欠かせない存在となった宋家豪も台湾からの育成出身。同郷の先輩のように成長し、支配下登録と1軍登板を目指す。【湯本勝大】