沢村賞右腕、オリックス山本由伸投手(23)が2年連続で開幕投手を務めることが決定した。阪神とのオープン戦(京セラドーム大阪)に先発し、6回途中5安打1失点。中嶋監督は開幕投手について「任せた通りですし、本人がOKと言うならOK。いけるなら、いってもらいます」と若きエース右腕にオープニングゲームを託せば、山本も「次の試合は、もう開幕戦。しっかり整えて、練習して挑みたい」と目をギラつかせた。

【ニッカン式スコア】オリックスー阪神詳細速報

最終調整は、さすがの内容だった。球数は94球で、この日の最速は156キロを計測。140キロ後半のフォークに、緩急を生かしたカーブもさえた。オープン戦3試合に登板し、この日が初めてのナイター。「ずっと12月から早起きしていたので、朝起きちゃいますよね(笑い)。ナイターの日は(午前)10時半に朝ごはんを食べるのが、スケジュールの最初なんですけど…。10時半がなかなか来なかったですね」。“体内時計”に苦戦しつつ? しっかりと結果を残した。

チームは10年以降、開幕戦白星がなく、11年からは10連敗中。山本自身、昨年は敗戦投手となった。リーグ連覇&日本一への第1歩を刻むべく、背番号18が再び開幕のマウンドに立つ。【真柴健】