DeNAの守護神候補が入団会見を行った。23日、ブルックス・クリスキー投手(28=オリオールズ)がオンライン会見に臨み「日本の野球は非常にレベルが高い。その中でも1年を通して活躍できる選手になりたい。監督、コーチ、チームメートから信頼されるような選手になりたい」と活躍を誓った。

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来日前は米国で新球種取得に取り組んでいた。直球、スプリットに加わる変化球の球種こそ明言を避けたが「2球種のみでどちらかにヤマを張られて打たれるケースが何回かあったが、それを改善するために新球種に取り組んでいます」。2月3日に誕生日を迎えた28歳と、脂が乗った年齢での来日。昨季途中まで在籍したヤンキース時代には、ブルペンで準備していた際、エース格のタイロンから2本塁打放った大谷翔平に感嘆。「普段は投げない球を大谷選手に投じたんですけど、それをきれいに2階席に打ったのが印象的だった」と驚いたという。

同席した三原代表は「150キロを超える速球とスプリットのコンビネーションで奪三振能力が高い。チームでクローザーを争える選手だと期待しています」と話しており、期待値は高い。すでに練習では、打者相手に実戦形式で投げているという。今後はファームでの登板を経て、早ければ4月上旬にも1軍に合流する見込み。チームでは抑え候補として三嶋と山崎が争っており、そこに割って入る即戦力。クリスキー加入によって、中継ぎの層はさらに厚みを増すことになりそうだ。