ルーキー開幕戦先発マスクの話題は譲らない! 楽天安田悠馬捕手(22=愛知大)はロッテ松川に闘争心を燃やす。「松川くんも強肩強打ということで。負けないようにやっていきたい」。“東北のゴジラ”が眼光を鋭くした。

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オープン戦は打率2割4分2厘1本塁打8打点。まだまだ粗削りな部分もあるが、豪快な打撃は魅力。開幕戦でのプロ1号を目指し、フルスイングを貫く。「わくわくが一番大きい。(先発を伝えられ)さらにやる気がみなぎってきた」と前のめりになった。

愛知大時代は2部リーグが主戦場。無名に近い存在から、開幕前までの短期間で一気にはい上がった。「想像はできなかったが、期待に応えたい。目標だけで終わるのではなく、そこからスタートという意識でやっていきたい」と笑顔。“ゴジラ”の第1章が幕を開ける。【湯本勝大】

◆安田悠馬(やすだ・ゆうま)2000年(平12)3月3日、兵庫・神戸市生まれ。横尾中時代は軟式野球部。須磨翔風では甲子園出場なし。愛知大では1年春からリーグ戦出場し大学通算32本塁打。21年ドラフト2位で楽天入り。契約金7000万円、今季推定年俸1100万円(金額は推定)。185センチ、105キロ。右投げ左打ち。

◆新人捕手の開幕戦先発 2リーグ制後は16年戸柱(DeNA)まで過去11人おり、高卒は55年谷本(大映)と06年炭谷(西武)の2人だけ。開幕戦に先発出場した新人の守備位置別人数を見ると、捕手は指名打者の3人に次いで少なく、過去13人の「新人開幕投手」よりも「新人開幕捕手」の方が難しい。開幕戦で両軍の捕手が新人は、春秋制だった1リーグ時代の38年秋に吉原(巨人)と中田(南海)の例があるが、2リーグ制後はまだない。