ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季1勝目を挙げた。レギュラーシーズンとしては、ZOZOマリンで9試合目の登板でうれしい本拠地初勝利となった。

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3月27日の楽天戦(楽天生命パーク)から、予定通りに中6日での先発。西武打線を相手に8回3安打1失点に抑えた。最速が163キロをマークした直球を主体に押し込み、5回までは毎回の2奪三振。8回で13個の三振を奪った。「しっかり(球を)操れていたと思うので、しっかり投げ切れたかなと思います」と充実の表情だった。

登板前日には「コントロール重視で球数を少なく、長い回を無失点で」とテーマに掲げている中で、死球が1つと制球も安定し、8回で99球。5回2死、右打者の西武山田にバットを折られながら左翼へ初安打を許した。それまでは60球を投げ、ファウルを含めて1球たりとも打球を引っ張らせない、強烈な球威も光った。70球投じた直球の最速は159・5キロ。「しっかり脱力して、ペース配分ができました」と振り返った。

先輩の平沢、後輩の松川とともに、初めて本拠地のお立ち台に立った。「最高です」と笑顔。「しっかり1年間ローテーションで投げ続けられるように頑張りたいと思います」。チームを勝率5割に戻す原動力となった。