日本ハム新庄剛志監督(50)が、26日オリックス戦で、思い出の東京ドームに監督として初めて立つ。「12球団(の本拠地)で一番好きな球場は東京ドーム」と言うほど思い出が詰まった場所。06年にお立ち台で引退宣言したのもここで、「来年の4月は同じことをしようと思っている(笑い)」と冗談交じりに、再現予告まで飛び出した。

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衝撃の宣言は06年4月18日、当時の相手もオリックスだった。試合中のホームラン談話で「今年でユニホームを脱ぎます打法」とコメントし、試合後に「ユニホームを脱ぐことを決めました」と言い放った。「面白いことしてきたな、オレ。色々と」。当時を回想しながら、今度はBIGBOSSとして「『ヒーローインタビュー、オレによこせ』って。で『今シーズン限りで…』(笑い)」と2度目の“引退宣言”をひそかに思い描く。

プロデビューも東京ドームだった。白い天井とボールが重なりフライの捕球に苦労する選手が多い中「オレは(1度)目を切って、全部捕っていた。動物的勘で」と、自身が輝いた球場だ。26日の相手先発はオリックス山本。「山本君も燃えているんじゃない? パーフェクト。チャンスのあるバリバリの投手だし」と警戒し「さあ、セーフティー攻撃、出るか!?」とニヤリ。ロッテ佐々木朗と対戦した17日に見送った奇策を、再び口にした。【中島宙恵】