首位の日体大は2位の武蔵大に逆転負けを喫した。

プロ注目の二刀流・矢沢宏太投手(4年=藤嶺藤沢)は「3番投手」で先発出場。8回を5安打4四死球5失点で、今季初黒星となった。

「今年に入ってこんなに大量得点を取られることはなかったです。無死満塁のピンチを許した時に『点を与えても良い』と、思えるくらいの余裕が必要だと感じました」と冷静に振り返った。

7回まではこの日最速147キロの直球、スライダーなどの変化球をテンポよく織り交ぜ、1安打5奪三振無失点に抑えていた。

2点の援護をもらって迎えた8回が鬼門となった。無死満塁のピンチとされると、2者連続の適時打、味方の失策が絡むなど一挙5失点。「先頭を許し、その後も出塁されてしまった。そこが大きかったと思います」と8番、9番の下位打線に浴びた2者連続安打を反省した。

打者としては3打数1安打1四球の結果を残した。

 

▽日体大・古城隆利監督(矢沢の投球について)「7回までは良かったですよ。(8回無死一塁。武蔵大8番の)茂木くんにうまく打たれましたね。その後から三振を奪おうと、力んでしまった」