中日立浪和義監督(52)が京田陽太内野手(28)を試合中にファームへ強制送還した。
「8番遊撃」で先発出場し、2回に空振り三振。4回の守備ではDeNAの先頭大和の強いゴロを捕球体勢に入りながらグラブの下をかすめて内野安打にした。その直後に岡田俊哉投手(30)が嶺井に先制2ランを浴びた。指揮官は、5回の第2打席で溝脇隼人内野手(27)を代打に送った。
試合中に京田はベンチから姿を消し、大敗で連勝は3で止まった。試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。
-初回のチャンスを生かせなかった
「ああいう絶好機をつぶすと、流れが悪くなるのが野球。嫌な予感は的中です。いきなりピンチも迎えたけど、何とかしのいだ。初回に一、三塁でいい形で作って、点が取れなかったのが全てではないですかね」
-DeNA先発大貫は2回以降は状態を上げた
「立ち直ってきた。まあ1つ見ていて、こっちがチャンスなのに、ピンチで打席に立っているみたいに映る。向こうの方が苦しいはず。もっと積極的にいけ、空振りしてもいいから、と言っているのに、手出さなかったらあかん」
-石川昂は初回に2球で追い込まれて三振
「追い込まれたらやっぱりフォークがある。追い込まれるまでにストライクゾーン、たとえ初球スライダーだったかな、狙ってなくても手を出さないといけない。あと(高橋周の)見逃し三振とか。チャンスで。振らないと始まらないし、今日は悪いところがいっぱい出た。しっかり反省して切り替えてやらないと、(7-3で勝利した)昨日(3日)の逆みたいな試合をしていたら(いけない)。せっかくいい形で勝っているのに、もったいない」
-5回に京田に代打を送った
「取れるアウトをね。打つ打たないは、ずっと調子悪いから我慢してやっている。守れなかったら。あとは顔を見ていても全く精彩がないんで。2軍でやり直して来いと、今日は途中で代えました」
-試合中もベンチに姿がなかった
「もう帰らせました」
-代役は
「三ツ俣が上がって来る予定です。明日」
-京田は一からやり直す
「あれだけ結果が出ないと、本人が一番苦しいんでしょうけど、出ている以上はそんなことは関係ない。こっちも気を使って何とかさせようとやってはいたが、もう戦う顔をしていないんで外した」
-4回の二遊間の打球も後ろにそらした
「この間の甲子園もだが、あのへんの打球に入っていけない。やっぱり守備だけでもきちっとしてくれたら。打てないのは別に8番だからいい。いいプレーもしているが、ちょっと1回、考え直した方がいいという判断」
-本人にも伝えたか
「はい」
-8年ぶりの先発の岡田は
「(高橋)周平のフライ(初回、外野とともに捕球動作に入り取れず二安)とかありがながら、本当に5回2、3点で抑えてくれればと。その通りだが、いい球もあるのに、あれだけ3ボールになったら恐くてこっちも使いにくい。粘ってはいたが」
-岡田の今後の起用は
「これから考えます」
-3番手福も7回に牧に被弾するなど4失点
「良かったときに比べると自信がないのか。ストライク先行するのはいいが、あれだけ逆球ばかりだったら打たれる」
-ロドリゲスをベンチから外した
「5試合で4回ぐらい登板したので。今日は初めから1日空けるということで。まあ展開的には使うところがなかった。結果的に」