DeNA斎藤俊介ファームサブマネジャー(28)が、ファームのトピックや選手情報などを紹介する「DOCKリポート~斎藤です~」。第2回は、10日の巨人戦から1軍に合流した細川成也外野手(23)の秘密の練習に潜入です。

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先日、室内練習場で個別練習中の細川が、先端に鎖のついたバットでスイングしていて、驚きました。すごい練習をしているなと思って、本人に聞いたら「縦にバットを振ることを意識する練習です」と。今年からスイングを変えていて、その意識付けのためにやっているみたいです。

オフにオースティン、ソトとアメリカで自主トレしてバッティングを教わったみたいなんですけど、その時にトレーナーさんとかと鎖のついたバットで練習したそうで、今も継続してやっていると。ちゃんとバットを縦に振れると鎖がロープみたいに波を打って、いい形で振れていることになるみたいです。

実は、僕もやらせてもらったんですけど、相当バットも重いですし、鎖も重いので全然振れなかったです(笑い)。細川のパワーがあってこそ、しっかり振れるんだと思います。縦に振る意識を持つことで、手首を早く返してしまう癖を治しているそうですが、また本人に詳しく聞けたら聞きたいと思います。

佐野が「アメリカンボディー」と表現した体もすごいです。食事は考えながら食べてるみたいですし、トレーニングもしっかりしてます。すごく優しい性格で、ナイスガイ。1軍で結果を残せるように頑張ってほしいです。(DeNAファームサブマネジャー)

◆斎藤俊介(さいとう・しゅんすけ)1994年(平6)1月7日、千葉・佐倉市生まれ。成田、立大、JX-ENEOS(現ENEOS)を経て、17年ドラフト4位でDeNAに入団。2年目に1軍で16試合に登板した。通算0勝1敗、防御率5・76。昨季限りで現役を引退し、今季からファームサブマネジャーに就任した。練習では打撃投手も務め、球団公式モバイルサイトでブログを執筆するなど、業務は多岐にわたる。