江川卓氏(66)が15日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に初出演。ソフトバンク東浜巨投手がノーヒットノーランを達成したことについてコメントした。

東浜のノーノーは完全試合を達成したロッテ佐々木朗希に続き今季2人目。中日大野雄大も9回まで完全投球。延長戦で大記録を逃したが今季は投手の快投が目立つ。

「今、落ちるボールっていうのが主流なんですね。バッターとしては落ちてくるボールが多くなってくるんで早めに打ちたいっていうことになるんですね。それによって早めに打つことでピッチャーのペースになりやすいってことが起こるので、こういうことが重なって(大記録が)起こる可能性がちょっとあるんですね」と分析した。

関口宏MCから「投手の時代?」と振られると「そこまではいきませんが、そういう(落ちる)ボールが増えてきているんでバッターが早く打っている。100球行かないで(東浜は97球で達成)やっているんですよ」と答えた。

江川氏も学生時代は完全試合やノーヒットノーランを何度も達成した。しかしプロではなしえなかった。

「レベルが上がったからできなくなったんだと思いますけど(笑い)」。そして「(大)学生の時はシステムが違うので。勝ち点制(2勝先勝)っていって先発したら(次の試合は)リリーフしなきゃいけないんで、(1試合目に)全力で投げてしまうってわけにはいかないんですよ。ある程度セーブしながら1試合目を投げてリリーフするっていう。それを覚えちゃったからだと思うんですよね」と話していた。