日本ハム新庄剛志監督(50)が、序盤の攻撃で積極采配を仕掛けて試合の主導権を奪った。

初回に2点を先行されたが、2回の攻撃では松本剛の適時打で1点差とした直後の2死一、三塁で重盗が成功。ソフトバンク石川と甲斐のバッテリーのミスも誘って同点に追いついた。

3回無死一塁では4番野村に初球はセーフティーバント(結果は見逃しストライク)。2球目は一塁走者の清宮がスタートを切るヒットエンドラン。野村は投ゴロも1死二塁と好機を広げた。その後、2死一、二塁となって7番浅間が右中間を破る勝ち越しの2点適時二塁打を放った。

試合前にBIGBOSSは「今日は浅間くんに期待したい。(14日は)スタメン外れて、昨日の(試合でヒーローになった)今川くんの気持ちになってくれたら面白い。空回りするか、爆発するか」と、話していた起用も、いい結果で的中した。

さらに4回1死一、三塁では2番今川がセーフティースクイズを決めて5点目。同2死一、二塁の場面では、この日2度目の重盗が成功(二塁走者・松本剛、一塁走者・清宮)。直後に万波の2点適時三塁打、石井の右前適時打で4回までに8得点。新庄監督の選手起用、采配がズバズバとハマって、今季初の4連勝&同一カード3連勝へ向けて着々と得点を重ねた。

【ニッカン式スコア】15日の日本ハム-ソフトバンク戦詳細スコア